須磨区地域自立支援協議会
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随想

『須磨区地域自立支援協議会』のメンバーが 思いを綴るページです。

2009年11月11日
『すまいんど!!』終了!
聖生園 K.N
去る、2009年10月24日(土)須磨パティオ内「買い物広場」をお借りして、須磨区地域自立支援協議会主催の合同バザーが開催されました。
以下に活動報告をさせて頂きます。
今回の企画は半年以上前、須磨区地域自立支援協議会内の「販路拡大」担当グループで決定、実行委員会を立ち上げ、動き出しました。須磨区での合同バザーは初めてのことで、文字通りゼロからの出発でしたが、うれしいことに企画スタートとほぼ同時期に須磨パティオ様のご好意で会場を提供して頂けることが決まり、場所と日付が決まりました。
実行委員会で企画会議が開かれました。イベントの主旨は「区内12箇所の作業所・事業所をより多くの人に知って頂き、障害のある人達の手作り品等を持ち寄ってお客様に買って頂こう。」です。須磨区内の別のバザーイベントを参考に組立と工夫が提案されました。
・「テントを建てて模擬店を構えよう。」
・「会場にあるステージを利用してお客様も参加して楽しんでもらう企画を考えよう」
・「イベントを象徴する名前とオリジナルマークを考えよう」
・「オリジナルマークをシールにして、商品やお持ち帰り用バックに貼ろう」
・「お持ち帰り用バックは新聞紙エコバックをみんなで用意しよう」
・「新聞しエコバックの材料に英字新聞を使おう」
・「ステージに音響機器を準備して司会者に進行をお願いしよう」
・「スペシャルゲストに“はばたん”を招待しよう」
・「“はばたん”にお客さまを楽しませてもらうステージをお願いしよう」
・「作業所・事業所の利用者のステージも募集しよう」
・「スタンプラリーを考えよう」   
・「模擬店のテント・テーブル・イス、ステージの音響機器等は関係者内でお借りしよう」
・「会場設営物品の運搬から設営も関係者で協力しよう」
 ・・・・・・・・等々
消えた企画もありますが、これらの様々な企画の実現に向けて実行委員会は動き出しました。ここから須磨区地域自立支援協議会の真骨頂であるネットワークが機能しました。目的に沿ってそれぞれの得意分野を担当したり、物品を調達・準備してくださったり、その手配を考えてくださったり、あるいはその道のプロの方を紹介くださったりして【すまいんど】の開催に向けてひとつになっていきました。
そして、当日朝9:00会場設営開始、11:00には主催者の挨拶とトランペットファンファーレで合同バザー【すまいんど】の幕が開きました。・・・・・・
『ひとつの目標に向かって多くの関係者が鋭角に動き協力する』、この素晴らしいネットワークあるいは協力体制を私は実行委員会リーダーとして、存分に経験させて頂きました。そして、この結びつきを非常に心強く感じました。「ここまで準備できた企画は間違いなく伝わって、お客様皆さんが楽しんでくださる」そう確信できました。

関係者のみなさま、開催準備や当日のお手伝いをしてくださったみなさま、ステージ出演してくださったみなさま、そして当日にこのバザーにきてくださったお客様、それぞれのご協力があって、【すまいんど】を開催し、楽しむことができました。本当にありがとうございます。 感謝です。

最後に、この企画が今後も継続的に開催できますよう希望します。そしてその時の為に【すまいんど】のネーム提案者としてその由来を記録させてください。
  ・須磨(すま)+mindまいんど(こころ) [すまの心]をベースにした造語です。
これに加えて 言葉の音から 
・すま(須磨)めいど(made) 「すま製・・」を伝えたり、
  ・ありがとうございます(おおきに)+ すま(須磨)+まいど(まいどおおきに)
の気持ちを表しています。

次の機会が与えられて【すまいんど】で皆様と会えますように!!



2009年10月13日から11月6日まで
街角ギャラリー・リニューアル展  笠原健氏による『誕生』
すま障害者地域生活支援センター
『誕生』笠原健氏 街角ギャラリー・リニューアル展

心の中で、つい包み隠してしまう気持ち、壊れそうな気持ち、
透き通った気持ち、ひとつひとつ想いのままに紐解いて
クレパス、アクリル、墨などを使って作業療法士 笠原健が感情を創作します。
心をほどいて素のままに見てください

【場所】
すま障害者地域生活支援センター

神戸市須磨区中落合2丁目2−8
ワコーレ須磨ステーションマークス1階
TEL 078−795−1453



2007年9月11日
『千の風になって〜』
こんにちは友が丘 施設長 松生 胖
 その日、テレビは朝から大型台風接近の情報ばかり流していた。台風シーズンにはまだ早い梅雨のさなか、西日本各地に甚大な被害をもたらし、勢力を保ちながら近畿直撃という最悪のパターン。自治会館で開催される恒例の「音楽の夕べ」の客足が気になった。

 定刻前、会館2階の会場は先着の多井畑小6年生はもちろんその保護者、家族連れで満席、廊下も人が溢れんばかりの賑わいだった。こんにちは組も今年は分場すこやか8名を含め音楽クラブメンバー30名の参加。予定通りプログラムが進むうち、「そのメロディー」は会場に何回か流された。琴の上品な調べの中に、トーンチャイムのソフトな響きに、そして混声合唱の洗練された声と格調高い歌詞、旋律に会場が酔いしれていたその時・・。

 それまで最前列の座席に座り、曲を彼なりに口ずさんでいたこんにちは組のAさんが突然立ち上がり、合唱団の声にあわせ、歌いながら踊りだした。会場は一瞬、奇妙な雰囲気に包まれたが、それはすぐ、最初から演出されていたAさんの出番としてみる人・聴く人の心に溶け込み、タイミングのよいハプニングに変わった。柔らかく手足を動かし、嬉々として飛び跳ねるAさんの表情。指揮者はいささかも気にすることなく、むしろAさんの舞台のためにほんの少しだけ位置をずらしてタクトを振り続けた。それはまた、無意識なうちの瞬間的なプロローグだったのかもしれない。
※プロローグ(戯曲、音楽などで前置きとして全体の進行を予告し、暗示する内容をもった部分)

 「びっくりしました!」全プログラムが盛況に終わり、未だに余韻の残る会場で若い女性のピアノ伴奏者が顔をほころばせながら語ってくれた。彼女は数年前、Aさんが養護学校中学部に入学した時のクラス担任だった。「久しぶりにAさんのあの踊りを見せてもらい懐かしかった・・」
 無心に只、ひたすら歌い、踊るAさんの軽やかな舞、あれはまさに、朝は鳥になり、夜は星になって大きな空を吹きわたる“千の風”そのものではなかったのか・・。人と歌、人と人との出会いの中、「その歌」はフィナーレにふさわしく、参加者全員による合唱となっていつまでも会場に流れた。



2007年7月26日
『変わらない日常と、笑顔を絶やさぬために・・』
友が丘作業所 施設長 神田絹枝
5月30日から6月1日、2泊3日で約3年ぶりで、和歌山県にあるアドベンチャーワールドに研修旅行にでかけました。JRで新大阪まで行き、特急くろしお号で紀伊田辺駅で降ります。

 朝からあいにくの雨で、大きな荷物を持っての移動はとても大変。どうなることかと不安な旅立ちでしたが、列車が和歌山に入ると何と陽がさしていました。紀伊田辺駅に着くころにはすっかり晴れて、とてもいい天気になりました。
ホテルの送迎用のバスに乗り、市内を抜けてホテルに到着。とても気持ちの良いところにホテルはありました。眼下にはアドベンチャーワールドが見え、動物たちが動いているのが見えます。前には海が広がり、少し横に目をやると飛行機がみえ、離発着が確認できます。

 今回は自立支援プログラムに加えて、それぞれの個性に合った「かくし芸」を発表することを課題として、旅行の目的をつくりました。メンバー皆、随分と前から練習をしていました。
もちろん、当日のみんなのキラキラと輝く素晴らしい笑顔と、自信に満ちたたくましい「かくし芸」は、旅行と共に忘れられない思い出となったことでしょう。
ふだんから作業の中に取り入れていた『友達との関わり合い、ルールやマナーを守ること、人に迷惑をかけないこと』などは、しっかり守れていたように思います。

 13人という少人数だからできることもあります。みんなの笑顔や泣き顔、そして声にならない心の中が目の輝きでわかることがあります。
障害者が地域の中で楽しく、幸せな生活を送れるようにと自立支援法ができました。
友達という人生の宝物と一緒に働き、学び、暮らす、そして楽しむことが、本当の意味での『幸せな生活』だと思うのですが・・・どうしてそれをするために、20人という人数設定がなされたのか。それによって補助金が変わってくるのか。よく分かりませんが、クローバー・友が丘作業所は、かけがえのない今までを大切に、これからも変わらない日常をしっかりと守っていきたいと思います。



2006年4月26日
『カーニバルの季節の頃』
こんにちは友が丘 施設長 松生胖
「こんにちはカーニバル」は「友が丘YUAI」「こんにちは友が丘」両福祉施設開所を記念しての行事だが、はや9年目を迎える。会場となる南公園には北須磨団地自治会各種団体による模擬店が並び、開会前には勝太郎太鼓の呼び込み、友が丘中学校ブラスバンド部の演奏、我がこんにちは音楽クラブメンバーによるコーラス、器楽演奏、クローバー作業所メンバーの恒例のティンカーベル演奏など盛り沢山のアトラクションが披露される。
 
中でも神戸大学モダンドンチキ一座によるチンドン屋はいやがうえにも会場の祭りの気分を盛り上げ、昔ながらの衣装と独特の厚化粧、太鼓、鉦、サクスホーン、アコーディオン、古びたバイオリンなどの演奏は華やかながら、どこか哀愁を感じさせる。
 
チンドン屋といえば、田舎の祭りや商店街の呼び込みに欠かせない風物詩だったが、ドンチキ一座は学業の合間を縫って、各種イベント、全国の大会に参加し、腕を磨いている。又、それとは別に年間何回か老人ホームなどの福祉施設へも慰問に出掛けているそうだ。
 
メンバーのAさんは、たった一人の社会人ながら一座生え抜きの異色の存在、愛用のサクスホーンを吹く。Aさんが初めて老人ホームで懐メロを演奏したとき、寝たきりのお年寄りがかすかに口を開け、曲に合わせて唇を動かし、明らかに歌ってくれていた表情が忘れられないという。しかも横に向けた頬から糸を引くように、一筋の涙が光っていて、思わず胸が熱くなり、指が振るえ、彼自身が涙を流しながら必死に演奏を続けた・・・。
 その体験からAさんは、学年が変わり新しいメンバーが入ってくると、まず彼らを老人ホームに連れて行き、声にはならない言葉で口ずさんでくれるお年寄りの人たちの存在を目の当たりに見せ、日頃の練習の励みにしていると話してくれた。
 
昨年、モダンドンチキ一座の演奏が公園会場を練り歩いたのはもちろん、屋外アトラクションに参加出来ない「友が丘YUAI」のお年寄りの方達のために屋内会場で演奏し、更に二階、三階を賑々しく回り、寝たきり老人の方々に懐メロを聴いて頂いたという話も思い出した。今年もまた、カーニバルの季節がやってくる。


※今年も3月19日(日)に「こんにちはカーニバル」を無事開催することができました。ご協力いただいた方々、おいでくださった皆様にお礼申し上げます。ありがとうございました。



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